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2010年6月18日
小池宗雅・草芽庵主が特別功労賞を受賞
表千家同門会米国東部支部が発会式
表千家同門会米国東部支部は6月18日、ニューヨーク市のウォルドルフ・アストリアホテルで発会式を行い、席上、草芽庵主の小池宗雅マサ子・不審菴教授が「支部特別功労賞」を受賞した。この賞は通常3期9年間支部役員を経験しかつ特別に功績のあった人が対象で、支部発足の当初に授与されるのは異例といえるが、小池庵主の場合、支部設立を起案し、その後約10年間に及ぶ設立運動の功績が賞に相当すると特に認められたもの。
お家元の而妙斎千宗左宗匠と左海祥二郎同門会理事長の連名による表彰状と記章を、お家元の名代として来米した猶有斎千宗員若宗匠から授与された。
発会式にはニューヨーク総領事・西宮伸一大使をはじめ約250人が出席、東部支部長に上野隆司が就任、ハワイ支部設立55周年、北加、南加支部設立40周年を記念して若宗匠から各支部長に賞状と記念品が渡された。
発会記念行事として翌19日、セント・ジョン・デイバイン教会で若宗匠による献茶式が荘厳に行われ、続いてコロンビア大学で熊倉功夫教授による講演会があった。20日には記念茶会がグリニッチのエドワーズ邸(支部長席)、マンハッタンのキタノホテル(ハワイ、北加、南加の三支部合同席)、ニューヨーク・アスレチッククラブ(東部支部席)の三箇所で行われ、東部支部席では小池宗雅が席主を務めた。
さらに、22日にワシントンDCの日本大使公邸で藤崎一郎大使ご夫妻参席のもとに茶会が催され、同夕、上野支部長邸宅で記念パーテイーがあり、翌23日にはフリーア美術館で熊倉教授の講演会が開かれて一連の諸行事は無事終了した。 |
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6月18日の晩餐会で支部設立までの歩みを紹介
6月18日の東部支部発会式晩餐会の席上、小池康夫・設立準備委員の起草した「設立までの歩み」が司会者の久下香織子さんにより全文朗読、紹介されました。以下の通りです。
表千家米国東部支部発足までの歩み
2010.6.18.於発会式 小池康夫起草
久下香織子朗読
米国最初の同門会支部はハワイ支部で、1955年設立、今年55周年を迎えました。続いて南カルフォルア支部、北カリフォルニア支部が1969年に設立、満40歳を過ぎております。3支部は共に発展して参りましたが、この東部地域には長らく支部はありませんでした。
米国東部支部設立運動は、記録上は今から8年前、2002年7月に小池マサ子が京都のお家元、而妙斎千宗左様あてに支部を設立して欲しい旨、嘆願書をお送りしたことから始まります。只、そのしばらく前からその胸に秘めていた構想でした。
2002年から2003年にかけて、小池(Mr. & Mrs.)が2度にわたり京都の本部をおとずれて資料を携えて要望を重ねました。その結果、2004年1月に本部理事の山下恵光宗匠と、本日ご臨席の小笹晃宗匠のお二人が、米国出張の合間を縫って、ニューヨークにおみえになり、当地の表千家有志の要望を聞かれました。これが本部主催の当地における最初の集まりです。折からの大雪にもかかわらず約40名の有志が集まり、熱心に支部設立の必要性を訴えました。
お蔭様で、本部のご支援により、2005年8月、ニューヨーク・アスレチッククラブにおいて、京都から小笹晃宗匠を迎えて、表千家本部主催の第1回米国東部地区研修会と懇談会が開催されました。100名近い参加者があり、総領事・大使ら多数の来賓、参加者から激励のお言葉をいただきました。
翌2006年3月にはフロリダのデルレイビーチの森上ミュージアムで第2回の研修会と懇談会を開き、活動地域をニューヨークという一点から米国東部地域へ拡大しました。さらに、2007年9月にはニューヨークで第3回の研修会と懇談会を開くと共に、約50年前、ニューヨーク近代美術館からフィラデルフィアに移築された「松風荘」において、初めて表千家主催の市民茶会を開催しました。松風荘は千家の菩提寺、大徳寺・聚光院にある「枡床席」を模した茶室を備えた表千家ゆかりの施設です。
そしてついに2008年10月、ニューヨークで開催した第4回懇談会の席上、「2010年6月に米国東部支部設立の本部方針」が発表されました。この年もフィラデルフィアの松風荘で市民茶会が開かれました。その後ワシントンも含め、活動地域は「点」から「線」へ、「線」から「面」へと広がりつつあります。東部地区は国連本部のあるニューヨークを抱えた国際色豊かなユニークな地域であり、その「面」はここを基点に世界に向けてさらに広げるよう展望しております。 |
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2010年4月24日
桜祭りで茶の湯満喫
ストーニーブルックで
毎年、ストーニーブルック大学内チャーリー・ワングセンターで開催されている「ロングアイランド桜祭り」が4月24日(土)に行われました。
この催しはストーニーブルックのジャパンセンターなどが中心になって行われているもので流手太鼓、表千家流草芽庵の茶の湯、草月流生け花、、沖縄舞踊、一藤会の日舞、さらに日本和装の着付け教室、剣道、尺八の演奏、書道、折り紙など日本文化を紹介する数々のパフォーマンスやワークショップが披露されました。
メインイベントのひとつとして表千家草芽庵(小池宗雅庵主)による茶の湯のデモンストレーションが午後1時15分からセンター内で開かれた。まず、「表千家の茶の湯歳時記」のDVDを鑑賞したあと、薄茶を点て、参加者にふるまった。約60人が参加したが、初めて茶の湯を経験する人が多く「心が落ち着く」と堪能していました。 |
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2010年2月6日
「さざれ石」のように力を合せる決意
表千家流草芽庵で初釜楽しむ
表千家流草芽庵(小池宗雅庵主)の初釜が、庵主の帰米を待って2月6日午前11時からニューヨーク市内の草芽庵で行われた=写真=。当日は郊外が大雪のため一部参加見合わせを余儀なくされた方もあったが、マンハッタンは寒さ厳しくも快晴、初釜にふさわしい淑気がただよう中で進められた。
茶室正面の床の間には表千家家元而妙斎宗匠筆讃「招福」・猶々斎若宗匠筆「ねずみノ画」の合作という珍しい軸が掛けられた。この軸は、庵主が08年の家元不審菴初釜の折に福引きで当てた貴重な記念品。竹花入れに結び柳、結界として青竹三本結び等伝統の設えの中で、新年の期待と決意をこめて長板の諸飾りによる続き薄茶が振舞われた。
今年は、前茶として点心料理をいただいたあと庵主のお点前があり、濃茶、薄茶は而妙斎宗匠御好み一保堂の新春用特製
「若松の昔」、「縁の白」を楽しみ、菓子器として縁高が用いられたのも今年の特徴。
また、今年は表千家同門会米国東部支部発足の年だけに、茶入れとして使われた「さざれ石」の銘が持つ意味『小石が集まって大岩となる』を実地に活かし、「みんな力を合わせて頑張りましょう」とお互いに声をかけ合っていた。 |
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2010年1月17日
「草芽庵ゆかりの会」初釜
恒例の「草芽庵ゆかりの会」の初釜が1月17日、東京都文京区の桃渓庵で開催された。これはNY草芽庵で学んで帰国した方々が、正月休みで一時帰国中の宗雅先生を囲む茶会。床の間には表千家お家元、而妙斎宗匠の「招福」の書と若宗匠の画賛の合作という貴重な軸が掛けられ、厳かな雰囲気の中にも参会者は久しぶりの再会に茶事を堪能した。今年は宗雅先生の恩師、長谷川宗玉先生も知人を伴って元気な姿をお見えになり、茶の湯がもたらす人の輪に広がりを感じさせる有意義な会となった。 |
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2009年12月12日
お楽しみ茶会
毎年末恒例のお楽しみ茶会が12月12日草芽庵で行われました。今年最後の正午の茶事に、13人が参加しました。多くの参加者は「お茶会初体験」でしたが、小池宗雅先生の指導の下、和気あいあいのひとときを過しました。掛軸は「時々勤払拭」(じじ・つとめて・ふっしき・せよ」で、時々(毎日毎日)を、その時その時をおろそかにしないということだそうです。長板をつかった炉の薄茶で、初心者たちも神妙な面もちで茶の湯の世界に堪能していました。一服の茶をいただいたあとは、小池先生手作りの茶懐石を堪能しました。生徒たちは、初体験に戸惑いながらも「心がいやされる」「予想していた以上に大変」などと感想を述べていました。茶事の後は、先生から各人にクリスマスプレゼント。中身が違うため、番号札を引いての抽選。その場で包装紙をほどき、お互い見せ合うなど思わぬプレゼントにはしゃいでいました。
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茶事を指導を見守る小池庵主 
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2009年10月24日
名残りの茶事
秋の風情楽しむ
秋たけなわの10月24日、草芽庵では「名残りの茶事」が行なわれた。名残りの茶事は年間予定表にある通り、昨年11月に口切られた新茶の残り少なくなって名残りを惜しむ意味で名付けられた茶事で、参席者は味わいの深まった茶をいただくと共に、実りの秋の風情をふんだんに取り込んだ懐石料理を楽しんだ。 |
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2009年9月12日
杉山岐阜県支部長迎え天然忌
草芽庵で
表千家七代家元「如心斎天然宗左」を偲ぶ「天然忌」がマンハッタンの草芽庵で催された。お稽古の一環として行われたもので、先人の遺徳をたたえる掛軸を前に天目茶碗の供茶を奉げたあと、参加した全員が薄茶をいただいた。今年はたまたまニューヨーク出張中の杉山幹夫・同門会岐阜県支部長(岐阜新聞社会長)も同席された。
さらに、席を改めて「花寄せ」が行われた。郊外に住む門弟が持ち寄った草花や小池宗雅庵主が用意した花が参加者の手で次から次へ数々の花入れに生けられ、茶室はさながら秋の花野と化した。花々に囲まれて手料理の食事に会話も弾み、表千家中興の祖といわれる如心斎を身近に感じる一日となった。 |
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2009年6月6日
ハモンド・ミュージアム茶会
6月6日、ニューヨーク州ノースサーレムのハモンド・ミュージアムで三千家(表、裏、武者小路)有志による合同茶会が催された。これは三千家が濃茶、薄茶、野点の三種の茶席をそれぞれ分かれて担当する珍しい茶会で、表千家(席主=小池宗雅)は濃茶を担当した。濃茶は最もフォーマルな茶席で一碗の濃茶を3〜5人の客が回し呑みするうえ、道具の拝見もあるので、アメリカ人に好まれるかどうか懸念されたが、実際にはきわめて人気が高く、立見席で会場がいっぱいになるほどの盛況だった。正午、午後1時、同2時の三席が設けられ、ミュージアムの都合で40分間で切り上げた最終回を除き、参加者は各1時間フルに濃茶を堪能した。 |
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お点前を見守る参加者たち 
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テントの外にも多くの人が 
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西宮大使(左端)も参加 
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西宮大使夫妻を囲んで記念撮影 
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2009年5月31日
ジャパンデー@セントラルパーク
表千家流茶の湯が大人気に
西宮大使夫妻も一服楽しむ
今年で3回目を迎えたジャパンデーが快晴の中、5月31日セントラルパーク内イーストメドウで開催され、和太鼓や空手、コーラス、囲碁将棋、折り紙、書道などに加え、今年から茶道の表千家流「草芽庵」が初めて参加した。セントラルパーク内での茶の湯は史上初の快挙。
茶の湯のデモンストレーションが行われたテントは 小池宗雅先生をはじめ社中の生徒ら10人のほか、主催者側が募集した32人のボランティアの人たちによって午前8時から午後5時まで整然と運営され、大勢の来客で大盛況に終始した。
テントの中には、日傘が立てられ、立礼机(椅子)を置き、つい立てに「千里同風」の短冊の色紙とお花を飾り、野点風ながら茶室の雰囲気も十分あるユニークな設定だった。
茶の湯のデモンストレーションは計5回にわたって行われ、各回ごと椅子席35人に対して抹茶とお菓子が振舞われたが、毎回大勢の人が整理券をもらうのに列を作り、テントの外も立ち見の人たちで埋まるほどの盛況だった。
最終回のデモンストレーションでは新任のニューヨーク総領事の西宮伸一大使ご夫妻や川俣喜昭ジャパンデー実行委員長夫人も茶の湯を楽しまれた。
セントラルパークのレギュレーションの関係で、規定の人数以外は入れなく、また前列の5人をのぞき、紙カップでのお茶のサーブとなったが惜しまれた。
ハプニングもあった。たくさんのお湯を使うので午前10時ごろ湯沸し用発電機がガス欠で止まってしまったのだ。しかし、ボランテイア素早い対応で無事切り抜けることが出来た。感謝、感謝。
小池先生は、色紙の「千里同風」を人種を超え、世界の平和を意味する禅語であることを説明、茶道が単なる喫茶ではなく、精神面でも深い意味があることを強調していた。初めて茶の湯に触れた人も多く「とて
も楽しかった。こうした機会をもっと作って欲しい」などと話していた。 |
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2009年4月25日
桜祭りで茶の湯満喫
ストーニーブルックで
毎年、ストーニーブルック大学内チャーリー・ワングセンターで開催されている「ロングアイランド桜祭り」が4月25日、晴天の中行われた。
この催しはストーニーブルックのジャパンセンターなどが中心になって行われているもので、空手、剣道、太鼓、琴、笛、尺八の演奏、日本舞踊、書道、折り紙、さらに着物着付けなど日本文化を紹介する数々のパフォーマンスやワークショップが披露された。
メインイベントのひとつとして表千家草芽庵(小池宗雅庵主)による茶の湯のデモンストレーションが午後1時15分からセンター内のオーディトリアムで開かれた。まず、「表千家の茶の湯歳時記」のDVDを鑑賞したあと、薄茶を点て、参加者にふるまった。約60人が参加したが、初めて茶の湯を経験する人が多く「心が落ち着く」と堪能していた。 |
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2009年3月28日
「利休忌」で茶祖をしのぶ
補習校の生徒も見学で参加
茶の湯の大祖、千利休の命日を偲んで毎年行われる「利休忌」が3月28日、ニューヨーク・マンハッタンの表千家流草芽庵(小池宗雅庵主)で行われた。
わび茶を大成した利休は1591年の旧暦2月28日、70年の生涯を閉じたが、以来、今日までその心を受け継ぎ、千家一門では新暦に合わせてその遺徳を偲ぶ大きな行事となっている。
今年の「利休忌」には小池社中の生徒や1日見学で訪れたロングアイランド補習校の生徒ら15人が集まった。午前11時すぎから、床の間に利休の辞世の句「堤る我得具足の一太刀 今此時ぞ 天に抛」(ひっさぐる わがえぐそくのひとったち いまこのときぞてんになげうつ)の掛軸を掛け、天目茶碗で茶湯(ちゃとう)をして、利休に茶を供え、一同で薄茶をいただきながら故人を偲んだ。このあと、手作りの料理をいただき和気あいあいの茶会となった。 |
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2009年1月31日
茶の湯で新春の風情楽しむ
草芽庵で初釜開く
表千家流草芽庵(小池宗雅庵主)の初釜が、1月31日午前11時からニューヨーク市内の草芽庵で16人の参加者が集まり行われた。茶の湯にとって初釜は新年の稽古始行事で、久しぶりに顔を合わせた参加者は、年末年始の過し方などを話題に親交を温めていた。
茶室正面の床の間には大徳寺瑞峯院・紫野昌道住職筆の「春入千林処々鶯」(はるせんりんにいりて、しょしょうぐいす=林のいたるところに春が訪れ、鶯が鳴いているの意)の軸が掛けられ、流麗な結柳(むすびやなぎ)と一輪の曙椿が伝統の設えのなか、新春の期待と決意を告げていた。
最初に薄茶を楽しんだあと、庵主が森本丹山作の茶入れ、銘「さざれ石」や、利休好みの茶杓、銘「千代の寿」、野々村仁清写しの皆具に庵主のひと捻りを加えた、銘「伊豆の春」などの道具を組合わせて濃茶をふるまった。このあと、手作りのおふくろの味、点心料理を堪能し、最後に福引会が行われ、全員に庵主からのプレゼントがあった。
外は寒風が吹いていたが、庵主の温かなもてなしに一同、新春の風情を満喫し「来年6月の支部設立に向けて、小石が集まって大岩となる『さざれ石』のように、みんな力を合わせて頑張りましょう」とお互い声をかけ合っていた。 |
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2008年10月17日〜19日
表千家不審菴の茶の湯、NYで
第4回米国東部地区懇談会、研修会を開催
2010年に東部支部発足を目指している表千家不審菴の「第4回米国東部地区懇談会、研修会」が10月17、18日の両日、ニューヨーク・アスレチッククラブで行われました。17日夕の懇談会では京都の本部から派遣された小笹晃・家元助教授が亭主となり、正客の櫻井本篤ニューヨーク総領事・大使をはじめ約100人の参会者を前に茶の湯のお点前を解説するとともに、2010年に米国東部地区に表千家同門会の支部を設立すると発表した。18日は終日茶道研修、続いて19日は舞台をフィラデルフィアの松風荘に移して市民茶会を開催、茶の湯で充実した週末を過ごしました。
17日は午後5時30分からアスレチック・クラブのオリンピック・スイートルームで懇談会が開かれた。会場正面には特設の15畳の茶室に炉を設置、「雲収山岳青」と書かれた掛軸が懸けられています。「雲が切れて青々とした山が現れるように「自分」の本来の姿がはっきり見えてくる」といった意味だそうです。
最初に「京都の表千家の四季」を紹介するDVDが上映される中、参会者全員にお菓子と抹茶が振舞われ、東部地区連絡窓口の小池マサ子さんが開会を宣したあと、支部設立に尽力してきた小池康夫氏が来賓と本部講師を紹介、「茶の集い マンハッタンの良夜かな」との一句で結びまし。
懇談会では、小笹晃・本部講師が「年1回開いてきた懇談会は今年で4回目、いよいよ2010年には当地に支部を設立したい」との本部の方針を発表しました。
このあと、お茶のデモンストレーション。茶室には櫻井大使夫妻、国連日本代表部の角茂樹大使夫妻、ニューヨーク仏教会の中垣顕實住職の5人が客の役。一服のお茶を点てるため、多くの作法があるが小笹講師は「全て意味あるもの」と袱紗で茶杓を浄めたり、茶筅とおしに理由などキメ細かく説明しました。
お茶をいただく時も「例え夫婦の間でも、お先に、と相手を気づかう思いやりの気持ちが大切」とジョークを交えて話しました。
続く晩餐会で乾杯の音頭をとった角国連大使は「日本の伝統文化である茶の湯の国際貢献に期待」を示し、櫻井大使は東部地区支部設立発表への祝意と同時に「小笹講師の親切なお点前解説で茶の湯が身近に感じられた」と率直な感想を述べました。
松風荘の小澤悠一会長はかつての表千家家元が設計した茶室の写しが松風荘に現存するなど、両者の関係の深さを改めて認識し今後ますます友好関係を深めたいと力説。この日は来賓、一般招待者、茶道研修者、その友人など約100人余が和やかに懇親、午後9時、フロリダから参加した連絡会の三堀千栄子さんの謝辞で閉幕しました。
研修会は18日にニューヨーク・アスレチッククラブで午前10時から午後4時まで行われた。表千家米国東部地区の生徒ら約40人が、茶碗飾、盆香合、長緒、昼食を挟んで茶カブキ、薄茶などを小笹講師から教わりました。
千住氏の襖絵に囲まれ
一連の懇談会・研修会が終わった19日は、フィラデルフィアにある松風荘(小澤悠一友の会会長)を訪れました。松風荘は、54年前MoMA(近代美術館)に展示したものをそのままフェアモントパークに移築されました。桃山時代の国宝、光浄院客殿をモデルにしたものだが、この中には300年前の表千家6代目家元、覚々斎がデザインしたものと同じ茶室がある。このわずか4畳の枡床席に10人以上が入り、小笹講師が集まったアメリカ人らに濃茶を振舞い、表千家の歴史など説明していなした。
また、大広間には日本画家、千住博氏の滝をモチーフにした襖絵が永久保存されているが、その襖絵に囲まれるように多くの訪問客が座敷に入り、千住氏の襖絵を楽しみながら一時茶の湯の世界を堪能しました。 |
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2008年7月19日「正午の茶事」
シェフ手作りの茶懐石に大満足
ニューヨーク・マンハッタンの表千家流草芽庵(小池宗雅庵主)では、7月19日「正午の茶事」を行いました。今回は、レストラン「どんぐり」シェフ、加川仁さんの茶懐石を楽しもうと企画されました。加川さんは、懐石料理の店レストラン「会」で長い間、シェフをしており、ザガットでも人気ナンバー10に必ず入ってくる「どんぐり」をまかされています。以前から「お茶の懐石に興味がある」とおっしゃってまして、一度、小池宗雅先生の茶室を訪れ、打ち合わせを致しました。
店で出す懐石料理と茶懐石は、いくぶん違いますが、小池先生から話を聞いて「是非、やらせてください」と実現しました。
当日は小池社中の生徒ら10人が参加しました。真夏の日射しが時折、茶室に差し込む中、午前11時から初炭(しょずみ)、この後、懐石、中立ちのあと濃茶、薄茶と続きました。
懐石は、加川シェフが「何日間もメニューを考えた」というだけあって普段では口にできない物が見受けられます。加川さんも「レストランで料理を出す時とは別な意味の緊張感がありました」といっていましたが、参加者は口々に「おいしい。季節感もあってすばらしい茶懐石料理です」と絶賛していました。
懐石料理メニュー
汁 赤味噌仕立て(京桜味噌と八丁味噌を混ぜたもの)焼きナス、笹がきごぼう、粉サンショウ
向付 キンメダイの細造り昆布締め(前の日から締めている)チャイブ添え
煮物椀 鰻豆腐すまし仕立て じゅんさい、蒸しウニ、きざみ茗荷
焼き物 夏鴨の塩焼き(塩は伊豆大島の自然海塩)
強肴(しいざかな)キュウリと椎茸の胡麻和え(干し椎茸を一日かけもどして、汁にかつおを入れて出汁をとる)
吸い物 昆布だしすまし(きざみ茗荷)
八寸 海老の黄身ずし、キュウリ雷干し
湯・香の物
さて、終わったあとの感想ですが、皆さん大変満足でしたが、やはり茶懐石は主役ではなく、濃茶をおいしく頂くための引き立て役なのです。お店でいただきのなら、最高の懐石料理ですが、濃茶の前ですから、一般的に味が濃く、量も多かった、というのが、偽らざる感想です。
加川さんも、皆さんの感想文を読んで「なるほど。お茶ってなかなか奥が深いんですね。大変勉強になりました。また、挑戦したい」と話していました。
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2008年5月3日
ロングアイランド桜祭り
毎年、桜の花が咲くころ開かれている「ロングアイランド桜祭り」が5月3日、ストーニーブルック大学内チャーリー・ワングセンターで開催されました。
この催しはストーニーブルックのジャパンセンターなどが中心になって行われているもので、毎年、空手、剣道、太鼓、琴、笛、尺八の演奏、日本舞踊、書道、折り紙など日本文化を紹介する数々のパフォーマンスやワークショップが披露されています。
今年のメーンイベントとして表千家草芽庵(小池宗雅庵主)による茶の湯のデモンストレーションがセンター内のオーディトリアムで開かれました。8枚の畳をステージに敷き、風呂釜を掛け、長板を使った薄茶点前を行いました。オーディトリアムには、約40人が集まり茶の湯を堪能しました。初めて体験する人も多く「心が落ち着く」と気に入った様子でした。
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2008年3月29日
利休忌で茶祖を偲ぶ
茶の湯の大祖、千利休の命日を偲んで毎年行われる「利休忌」が3月29日、ニューヨーク・マンハッタンの表千家流草芽庵(小池宗雅庵主)で行われた。
わび茶を大成した利休は1591年の旧暦2月28日、70年の生涯を閉じたが、以来、今日までその心を受け継ぎ、千家一門では新暦に合わせてその遺徳を偲ぶ大きな行事となっている。
午前11時すぎから、利休ゆかりの掛軸の前に、天目茶碗で供茶を奉げたあと、全員が茶をいただきながら故人を偲んだ。
このあと、追善行事の「廻り花」や「茶カブキ」で充実した一日を過ごした。
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2008年2月2日
表千家で初釜
「新年」の親交温める
表千家草芽庵(小池宗雅庵主)の初釜が、2日午前11時から市内の草芽庵で行われた。まず庵主から、今年参席した京都・表千家本部(不審菴)の初釜について報告があり、久しぶりに顔を合わせた参加者は、年末年始をどのように過したかなど親交を温めていた。折から節分と重なっていたため、掛軸には高僧による絵入りの書「福は内、富久は内」(幸せも、富みを来ますようにの願いを込めて)が飾られた。
手作りの料理に舌鼓をうったあと、庵主のお点前による濃茶、薄茶を楽しんだ。また、今年の本部主催米国東部地区研修会等一連の行事が10月17日から19日にかけて行われるとの報告があった。
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2007年12月8日
お楽しみ茶会
毎年末恒例のお楽しみ茶会が12月8日草芽庵で行われました。正午の茶事ということで、13人が参加、小池宗雅先生が作られた茶懐石を堪能しました。なかなか茶事の機会がないだけに、亭主、正客、半東など役割担当者は、あくせくしながらも、茶事の流れを先生から教えてもらいながら、和気あいあいに行われました。今回は「お茶初体験」の人も数人いましたが、「心がいやされる」「予想していた以上に大変」などと感想を述べていました。茶事の後は、先生から各人にクリスマスプレゼント。中身が違うため、番号札を引いての抽選。その場で包装紙をほどき、お互い見せ合うなど思わぬプレゼントにはしゃいでいました。
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